ペンタクラブ行事
記事・写真
No.230



写真:八重樫さん
      
文:大沼彩子さん
 
  2017Mリーグ 
ペンタクラブb vs BASIS Green

M              17/11/19  ペンタコート 
 私は知っている。このチームとの2年前の戦いを。(0−6で完敗)
 私は知っている。あの時相手チームがつぶやいた屈辱の一言を。「あっちは全部のゲーム足しても6にならないね。ハ・ハ・ハ・・・」
(最終的には7ゲームは取りました。)
 そんなチームと今年また対戦することになるなんて。こっちのメンバーはCチームから移った選手が多くなっているというのに・・・。
 
 監督は何を思ったのか、川田・大沼(彩)をD3に起用。出場機会を与えてくれた恩に少しでも報いようと、一夜漬け的ではありました
が試合数日前にペア練習に励んで臨みました。最後の練習に付き合って下さった堀岡氏は「BASIS Greenね。大丈夫じゃない?」と言っ
ていましたが、Tier4の方から言われても・・・。
 でもでも、指導して頂いた甲斐あって、男子ダブルス相手に、か弱い女子ダブルスで4ゲームをとることができました。大沼(彩)が2ゲ
ーム目でダブルフォルトの山を築かなければ、もしかしたら勝てたかも???

 その時同時進行していた大沼浩のS2。D3の試合の中盤には終了していました。いつも粘って粘ってお互いがへとへとになるまで戦う
のが常なのに、なんで?と思ったら、なんと相手は中1にして松戸市中学生チャンピオンで関東大会出場という強者でした。戦いの後、浩
選手は「去年までランドセルしょってたってこと?」と苦笑い。
 
 続いて登場したのはS1の加納さん。最近は黒木(和)さんらからのアドバイスを素直に受け入れ、7割のパワーで力まず戦うスタンス
で調子が上がっています。そうはいっても、対戦相手はあちらのホープ。高2女子。年配の女子選手が敬語で接しているのを見ると、相当
な実力の持ち主間違いなし。2年前でさえレジェンド木村が敗れています。
 そのことを知ってか知らずか、加納選手は可愛い愛妻若菜ちゃんの乙女のような応援と歓声に応え、技と頭脳を駆使して勝利に持ち込み
ました。ブレイクゲームが続いた後キープゲームが続き、終盤はダブルフォルトも多くなりましたが、これも戦略的には仕方のないことだ
ったと自身が振り返っていました。とにかく、おめでとう!
 
 D2はBチームベテランの中村・大島ペア。相手も女ダブ。しかしあちらの女子は軟庭仕込みのスマッシュを叩く鍛えられた体の持ち主
と、去年まで学生バイトとしてコーチをしていたという若手。さすがの中村さんもどこに返球すればよいか悩んでいるようでした。若手は
手首の変化で狙いを微妙にコントロールしてくるし、少しでも甘い球はスマッシュ攻撃されてしまいます。それでも落ち着きを失わず、3
ゲームをとることができたのは流石です。
 
 最後の試合はD1の木村・黒木ペア。相手は男子ダブルスでしたが、レジェンドとマドンナの熟練された試合運びには及びませんでした。
相手ペアは、木村さんの滑るようなサーブを強打してバックアウトを連発し、黒木さんの絶妙なコースを狙うボレーに苦戦して、1ゲーム
しかとれませんでした。
 
 以上、結果は2―3で負けてしまいましたが、なかなかよい戦いができたのではないかと感じます。メンバーは変わっているものの、2
年前の雪辱を少しは晴らせた思いです。
 朝のコート整備では前監督の矢野パパにもお手伝い頂き、ありがとうございました。寒い中、皆様には応援ありがとうございました。
                                         (文責 大沼彩子)